2014年09月29日

みんな あつまれ(ごはんの部)

お庭でままごと遊びをしていたときのことです。

おもちゃのお茶碗の中には
お砂でごはん。

そのごはんの、
食べ終わりに近づくころ
「ぼくがみんなあつまれしてあげるな」
という子がありました。

みていると、
残り少なくなったお砂のごはんを
スプーンでひとつところに
あつめています。

そこで、
「おうちでおかあさんが“みんなあつまれ!”してくれるの?」
と聞くと、
「うん、ママがな いつも“みんなあつまれ!”してくれるねん」

残り少なくなったごはんつぶを
お箸で食べきるのは、
子どもたちにとっては
至難のわざ。

このおともだちのお母さんは
そんなとき
「みんなあつまれ〜」と言いながら、
お箸でごはんつぶを集めて
食べやすいようにしてくれるんですね。

その温かいわが子へのまなざしと
親子の豊かな関わりが伝わってきました。

自分をふりかえると、
いままで
「(ごはんつぶを)あつめる」
としか言ってなかったなあ。

その日以来、この言い方がすっかり気に入りました。
クラスに入ってお弁当をいただいているとき、
残りのわずかなごはんつぶを食べあぐねている子ども
をみると、
年中さん以上であれば、「みんなあつまれ、したら?」
「みんなあつまれのお手伝いしようか?」
年少さんであれば、「みんなあつまれ、してあげるね」…。

ある育児書に
子どもへの声かけについて、
親は詩人であれ、というようなことが書いてありました。
同じことを言うのにも詩的な表現ができたらすばらしいですね。

とはいえ、詩的なセンスがまるでない園長せんせいには、かんたんな
ことではありません。

でも、素敵だな、と思うことがあったら
すぐにつかうことならできるかも。

そんな思いを
分け合えるひとたち、

みんな あつまれ!





posted by 園長先生 at 14:38| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記