2011年05月25日

遊んでマス

今日はよく晴れて
少々暑かったですが
風が吹けば涼しく
新緑の
この季節らしい爽やかな日となりました。

でも明日からは
曇りから雨のよう

今のうちに…
ということで、

子どもたちの降園後
以前このブログでも書きました
園庭東側の“土留め枡(マス)”に
溜まった砂を掻き出しました。

もともと園外への砂の流出を防ぐために
取り付けたこのマスですが、
新しいものが設置されると
新しい状況が生まれます。

今では時折子どもたちが砂や石を入れてみたり
格子状のフタに石をはめ込んでみたり、
マスの手前に砂を積んで水をせき止めてみたり…

大人にとっては
砂を掻き出す回数が増えるので
「困る」ことなのですが

子どもたちのその気持ち
わかるなあ

子どもにとっては
暗い穴のその先は
なんであれ
ワンダーランド

わたしも子どものころ
実家の縁側の床板の
ちょうど木の丸い節が抜け落ちて開いている
真っ黒な穴を時々のぞきこんでいました。
その先は縁の下で
その暗闇のなかに、何やら光るモールの
ようなものや
よく確認できない不思議なものが
いろいろ落ちていました
(兄や姉たちがかつて落としたものでしょう)
そして、わたしも
ビー玉や紙きれなどを落としていました。
もちろん母に見つかると叱られましたが…。

そういう感覚って
どこか「借りぐらしのアリエッティ」につながる
ような感性なのでしょうね

でも小学生くらいになると
もっとやんちゃで

お祭りの季節になると
爆竹遊びをいろいろとするのですが

その一つは
マンホールの穴に
導火線に火のついた一本の爆竹を落とすことでした。
上手に(?)中空で爆発させられると
ボワンという鈍い音がマンホールの中に響きます。
怖がって 早く爆竹を手離すと下水に着水し
不発に終わります。
また逆に
“タメ”を作りすぎると手元で爆発して
痛い目に遭うのです―。(もう“時効”ですよね…)

土留めマスの掃除をするうちに
そんな
記憶の彼方にあった場面が
ふいによみがえってきました。

どんなものでも遊びに変えてしまう
子どもたちって
やっぱり遊びの天才
ですね。

posted by 園長先生 at 17:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2011年05月19日

電車でゴー!

行ってきました、春の遠足
今年は梅小路蒸気機関車館でした。

天候にも恵まれ、
子どもたちも大満足のようで
よかったよかった…。

SLスチーム号の乗車も大喜びでしたが、
それ以外にも沢山楽しんでくれたようです。

実は内心
ここには「遊具」というものがないので
遊びこんでくれるか少々心配していたのですが

そんな心配も何のその

展示されている汽車や車両で
いっぱい遊んでくれました。

とくに印象深かったのが、
野外に設置されている
いわば何の変哲もない、電車の客車で
ごっこあそびが大展開(!)されていたこと。

わたしは乗客のひとりとなって
子どもたちは、運転手や車掌さんに
なりきって遊んでいるのです。

きっぷをみせてくださーい!
という子どもたち、おっと、車掌さんたちに

お願いしまーす

とお返事をして
目にみえないきっぷをわたすと
“検札”をしてくれます。

おもしろいなと思ったのは、
子どもたちによって
いろんな時代の検札方法が混在していたこと。

いちばん古いスタイルでは、

あのペンチのような道具(※名前を知っている方が
あったら教えてください)で、
パチンときっぷの一部を切り取る方法。

それから、現在広く使われている、
上下からはさむようにして押されるスタンプ型。

そして、未来の(!?)検札方法、
バーコードリーダーのような器械を車掌さんが
持っていて、ピッとチェックしてくれます。

もちろん、そのすべてが身振り手振りで
おこなわれているのです。

そのイマジネーションの豊かさに
驚くやら 感心するやら

その他にも

いろんな車内アナウンスが流れたり
ドア係をしてくれる子、
車内のボタンをパチパチおして遊ぶ子、
日よけブラインドを上げ下げして遊ぶ子…。

この客車は、確かに“走って”いました。

ところで、あらためて気づいたのは、
この場所は、過去と現在とが交錯する場所
ということ。

すでに遥かに過去のものとなったSLが
走る線路と並行して車庫があって
そこには普通列車や
特急列車の車両が出番を待っています。
さらにその向こう側を最先端の新幹線が走り、
翻って反対側に並行して
在来線が走って行きます。

日本の鉄道史がここでは生きて動いているのだなあ
と、スチーム号に揺られながらしみじみ想いを馳せました。

こうした“時”のダイナミズムが
子どもたちはもちろん大人であるわたしたちの
心をも耕してくれるのでしょう。

不思議なことに
検札方法にも、このダイナミズムが働いたのかもしれませんね。
しかもそのダイナミズムは
過去と現在だけではなく
未来をも含んだものでした。

…何はともあれ、大きな事故もなく
全員無事に帰って来られたのも
本当によかったです。

そして、“お留守番”をしてくれていた
赤組・桃組さんと先生方
本当にありがとうございました。





posted by 園長先生 at 16:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2011年05月11日

小さくて、大きな一歩


この時期にめずらしく長雨が続いています。

この雨で園児大会は中止となり、とても残念…。

ところで今朝
登園のとき
傘を何度も開け閉めしているおともだちが
いました。

これまで固くてできなかった
傘の開け閉めが
できるようになったのが
嬉しくて、とおかあさんがおしえてくれました。

おとなからみれば
こともなげなことも

こどもたちにとっては
生まれてはじめてのこと

そのよろこびは
このちいさいひとたちにとって
莫大なものなのでしょう。

世界ではじめて月面に降り立った
アームストロング船長は言いました。

「一人の人間にとっては小さな一歩だが
人類にとっては偉大な飛躍である」

―えんちょうせんせい、みて

〇〇ちゃんのおしっこ、べんきのなかにでたよ!

うんてい、いってかえってこれるようになったよ!

なわとびとべるようになったよ!

てつぼうのまえまわりできるようになったよ!

…その一つひとつに、つくづく思います。


「おとなにとっては小さな一歩だが
一人のちいさいひとにとっては偉大な飛躍である」

と…。





posted by 園長先生 at 17:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2011年05月02日

えんちょうせんせいのちょきんばこ

ひさしぶりのブログですが

まずは東日本大震災で被災された多くの方々、
とくに子どもたちをおぼえ
神さまの癒しと回復が
ありますよう心からお祈り申し上げます。

新年度を迎え 早や一ヶ月が経とうとしていますが、
年度のはじめからお願いしています震災救援募金にも
みなさまのご協力をいただき
本当にありがとうございます。

募金のご報告は園だよりで随時させていただきますが、
毎日、募金箱の中のみなさまの篤志を集計するたびに、
寄せていただいた思いを実感する今日この頃です。

さて先日、2階の園長室で
パソコンに向かっていると
いつものように
預かり保育“おひさまクラス”から
楽しそうな声が聞こえてきます。

その声一つひとつから伺い知る
子どもたちの笑顔を思い浮かべていると…

「えんちょうせんせいのちょきんばこー!」
と何度も叫ぶ声が。

一瞬、「ん?」
と、なんのことだかわかりませんでしたが
すぐに思い当たりました。

廃品利用の材料の都合で
いくぶんタテに長い
震災救援の募金箱のこと!

それに気づいて
近くにいた主任せんせいと
顔を見合わせて大笑い。

募金箱は降園後に回収しているのですが、
おひさまクラスのおともだちは、その姿を
何度も見ていたに違いありません。

よく見てるなー、と感心しきりです。

残念ながら それは
園長先生の貯金箱では
ないけれど

もしそんな貯金箱があれば
たくさんのみんなのやさしさを貯めて
子どもたちに そして 被災地に
分けてあげられたらなー

とそんなことを思った
昼下がりでした。



posted by 園長先生 at 17:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記